聖徳太子神社
聖徳太子は古代史上、最古の木造建築とされる法隆寺建立など、寺院建築に残した功績を称えられ、建築関係の職人からの崇敬厚く、地方にも「たいし講」となって伝承されています。昭和15年に福島市・信夫郡・伊達郡・安達郡の県北一市三郡の建築業関係者の結集によって計画され、聖徳太子を供養する法隆寺夢殿を模した八角形の社殿は、昭和37年6月21日完成しました。御神体として祀られる真鍮製の聖徳太子の尊像は、関係者により戦時下の供出を免れたものです。聖徳太子が神社として祀られる例は極めて希有なもので、全国的にも珍しい一社と言えるでしょう。